春の社日
今日は「秋の社日」なので神社の社・「やしろ」について調べてみました:
社のもともとの字・初文は
「土」です。
土を守るための地主神の象った
象形文字です。
これは神社を表わしたものです。
土の字の意味が多様化したので
神事を表わす「示」を付けて
形声文字になりました。
卜文・金文の「土」は
「社」の原字として用いられることが多いようです。
『説文解字』1上「地主なり」「土地の神」とあり、「うぶすな」のことです。
『春秋左氏伝』昭公29年の条に
「共工氏の子供に、名前を句龍〔くりゅう〕とものがある。
后土となる」とあり、社神とされています。
殷の先公の祭祀にも「土」があり、
周では「冢社」があり、
また各地ではその土地の社神があったようです。
山川叢林の地はすべて神の住むところとされ、
社樹を植え、その気の種類によって
槐社〔かいしゃ〕、檪社〔れきしゃ〕枌楡社〔ふんゆしゃ〕などと
いったようです。
里は「田+土」、埜〔野〕は「林+土」ですから
田の社、野の社つまり田の神や野の神orその社を意味する字です。
■社の訓読みの「やしろ」は
屋代つまり神の来臨を迎えて、設ける仮の建物です。
日本では、古くは山や森がそのまま社として祀られたことがあります。
杜の都仙台の「もり」は社に通じる言葉です。
神社を「もり」とよぶ例はよく見られるものです。
『うまざげ三輪の社の山照らす
秋の黄葉の散らまく惜しも』 【万葉集1517】
『木綿〔ゆふ〕かけて斎〔いつ〕くこの神社〔もり〕越えぬべく
思ふゆるかも恋のしげきに』 【万葉集1378】
◇お宮さんの「宮」の御屋〔みや〕
つまり屋代に比べると恒久的な建物を意味します。
宮が宮殿・高貴な人の住居となるのはもう少し後世のことです。
参考文献 白川静著『漢字の世界2』
社のもともとの字・初文は
「土」です。
土を守るための地主神の象った
象形文字です。
これは神社を表わしたものです。
土の字の意味が多様化したので
神事を表わす「示」を付けて
形声文字になりました。
卜文・金文の「土」は
「社」の原字として用いられることが多いようです。
『説文解字』1上「地主なり」「土地の神」とあり、「うぶすな」のことです。
『春秋左氏伝』昭公29年の条に
「共工氏の子供に、名前を句龍〔くりゅう〕とものがある。
后土となる」とあり、社神とされています。
殷の先公の祭祀にも「土」があり、
周では「冢社」があり、
また各地ではその土地の社神があったようです。
山川叢林の地はすべて神の住むところとされ、
社樹を植え、その気の種類によって
槐社〔かいしゃ〕、檪社〔れきしゃ〕枌楡社〔ふんゆしゃ〕などと
いったようです。
里は「田+土」、埜〔野〕は「林+土」ですから
田の社、野の社つまり田の神や野の神orその社を意味する字です。
■社の訓読みの「やしろ」は
屋代つまり神の来臨を迎えて、設ける仮の建物です。
日本では、古くは山や森がそのまま社として祀られたことがあります。
杜の都仙台の「もり」は社に通じる言葉です。
神社を「もり」とよぶ例はよく見られるものです。
『うまざげ三輪の社の山照らす
秋の黄葉の散らまく惜しも』 【万葉集1517】
『木綿〔ゆふ〕かけて斎〔いつ〕くこの神社〔もり〕越えぬべく
思ふゆるかも恋のしげきに』 【万葉集1378】
◇お宮さんの「宮」の御屋〔みや〕
つまり屋代に比べると恒久的な建物を意味します。
宮が宮殿・高貴な人の住居となるのはもう少し後世のことです。
参考文献 白川静著『漢字の世界2』
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